「山の日」によせて
「山の日」は8月11日。山を詠みました。
信州の山も暑い友に言う 恵美子
山国はつながり深く十州に 紘一
アルプスがときに台風弱体化 しげる
振り返りゃ越えてきました幾山河 純
高校の苦しき登山思い出し 順子
汗すったあの登山靴思い出す すみえ
頂上そこよエールをくれる山ガール 節子
アルプスに登れないけど行きたいな 千賀子
槍・穂高青春の日々楽しころ 豊和
山の歌心がはずむ山恋し 長茶
五里が峰我が家の屋根を見つけたり ひろ子
お嬢さん山男には惚れるなよ 富士夫
この斜面下までそりで転がるか ふじ子
ひと夏で終わった恋が身を焦がす 正文
お花畑些細なことを忘れさせ 義子
若かったアルプスの峰ご来光 依子
雷鳥が恋を囁く春が来た 香風