2024年04月03日

くらしの雑感・・

 春こたつ本を開くもすぐ昼寝
 日向ボコしてる爺さん至福どき
 錆びた五体に春が来たよと喝入れる

 [一茶] かかる世に何をほたへと鳴く蛙
  


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2024年04月02日

くらしの雑感・・

 この青空を見ていないのはスマホ族
  尺取り虫はメートル法でナント呼ぶ
  医師・牧師ナント詐欺師にも師が付くぞ

 [一茶] 蝶みよや親子三人寝て暮らす
  


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2024年04月01日

くらしの雑感・・

 四月一日この日に限りウソつかぬ
  わが妻の日々の天気図まだ読めぬ
  妻誕生日結びなおした赤い糸

 [一茶] わが国は草も桜も咲にけり
  


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2024年03月31日

くらしの雑感・・

 幸せの証であるか笑いじわ
  来し方を思えば今は天国だ
  悠々自適そんな暮らしを夢見てた

 [一茶] わが草や北野参りのこども講
  


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2024年03月30日

くらしの雑感・・

 電子化で主役追われた紙カルテ
 神様のカルテにもないわが病
 病院もどんどん進めるデジタル化

 [一茶] うぐいすも親子でとめや梅が花
 
  


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2024年03月29日

くらしの雑感・・

 出直しは山に向かって深呼吸
 スマホでは拝啓時候出番なし
 節約は安近短と妻の指示

 [一茶] 行く雁のおりるや恋の軽井沢
  


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2024年03月28日

くらしの雑感・・

 夜が更ける没句肴に一人酒
 ペンを置きしばし没句とにらめっこ
 字を一つ変えれば佳句によみがえる

 [一茶] 凍解や(いでとけや) 山の在家の昼談義
  


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2024年03月27日

くらしの雑感・・

 不老不死長寿を嫌う人もいる
 姨捨がヒマで困ると言っている
 特養はいつまで経っても狭き門

 [一茶] 野の梅や松はいろいろ曲げらるる
  


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2024年03月26日

くらしの雑感・・

 八十余年夢中で駆けた駄馬の自負
 あの雲に乗れば極楽見えそうだ
 年とれば短期弱気が同居する

 [一茶] 汚れ雪世間並にはとけぬ也
  


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2024年03月25日

くらしの雑感・・

 故郷の新酒届けばもう春だ
 胸襟を開いて飲めば夜が更ける
 飲むほどに声が大きくなっていく

 [一茶] 山焼きやあなたの先が善光寺
  


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2024年03月24日

くらしの雑感・・

 小欲知足老いの暮らしの座右名
 無為無策ただぼんやりと炬燵抱く
 食べて寝て酒まで飲んだだらしなさ

 [一茶] 梅の香や子どもの声のあなかしこ
  


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2024年03月23日

くらしの雑感・・

 五線譜がはるか昔を奏で出る
 妻のハミング青春時代の早春譜
 
 [一茶] かりの世のかり家の門にさし木かな
      小言いう相手もあらばけふの月
  


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2024年03月22日

くらしの雑感・・

 デジタルの海で溺れるアナログ派
 デジタルに馴染まないのが老いの脳
 アナログ世代カタカナ語には馴染めない

 [一茶] わが草や我とすずめが遊ぶほど
  


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2024年03月21日

くらしの雑感・・

 口ずさむ愛しき歌はみな昭和
 食品ロス飢えた昭和を忘れてる

 [一茶] わが村はぼたぼた雪の彼岸かな
 [子規] 毎年よ彼岸入りに寒いのは
  


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2024年03月20日

くらしの雑感・・

 ゆっくりと自己流通す老いの意地
 メモとるに尖った鉛筆書きにくい
 尖った人も酒を注ぎ足しゃ丸くなる

 [一茶] よきことの一つは飛脚がのびたこと
      山寺やあすそる稚児のいかのぼり
  


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2024年03月19日

くらしの雑感・・

 足腰と年金額は下り坂
 昭和の歌今日も歌って一人酒
 グチ・小言ちゃんと聞こえる遠い耳

 [一茶] ざくざくと雪切るまぜる山田かな
  


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2024年03月18日

くらしの雑感・・

 歳とれば動作鈍いの当たり前
 クズなのかノロマなのかなマイペース
 マイカーを入れ替えますかセニヤカー

 [一茶] 三ケ月はそるぞ寒さは冴えかえる
  


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2024年03月17日

くらしの雑感・・

 欲深爺も仏になるさ遠からず
 黄泉の国お先にどうぞと譲ってる
 経文はルビがあるから読めている

 [一茶] 梅さくやそうじにねこの影法師
  


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2024年03月16日

くらしの雑感・・

 つくろひの下手な男の隠し事
 寄り添って欲しくないのが老いの齢
 チグハグで苦楽もあった八十路

 [一茶] 雪解けて村いっぱいの子どもかな
  


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2024年03月15日

くらしの雑感・・

 そろそろか我が人生のエピローグ
  気短というが余生はあとわずか
  八十路でも理髪屋にいくこの余裕

 [一茶] 折々に猫が顔かく木の芽かな
  


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