2020年03月30日

花曇り・・

ー予報の通り春に三日の晴れはなし

 世の中にたえて桜のなかりせば
    春の心はのどけからまし     [業平]

 さまざまな事思ひだす桜かな     [芭蕉]
 散るさくら残るさくらも散るさくら    [良寛]

 
  


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2020年03月28日

杏の花に・・

 花言葉聞けばその花愛おしい
  春雷にあんずの花も実を縮め
  近間での杏の花見人まばら
  花散ってあんずこれから実を付ける

 [一茶] 一村はかたりともせぬ日永かな
  


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2020年03月26日

春霞・・かすみ・・

ー春霞五輪霧中といってみる
 もう満開の杏ありてに人出なし
 足腰のキゲンとりつつ山の畑

 [一茶の福寿草]
 岩かねや塵をし分けて福寿草
 帳箱の上に咲きけり福寿草
  


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2020年03月24日

春のいろ・・

 春の色 Ⅰ

 少しずつ春の音する野や畑
 春嵐コロナウイルスまき散らす

 〔素十] 野に出れば人みなやさし桃の色
 [蕪村] 旅人の鼻まだ寒し初桜

 [一茶] 春の風足のむく方へいざさらば
  


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2020年03月22日

カタカナ語にギブアップ

ーコロナウィルスカタカナ語まで振りまいた
 コロナ禍でカタカナ多くギブアップ

 新型コロナのカタカナ語?!
  コロナウィルス  パンデミック  トリアジュジュ
  クラスター     オーバーシュート  ロックダウン
  デフォルト     テレワーク   ウェブ(web)
pcr cdc who

いやはや、年寄りには不向きな「カタカナ」語です
  


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2020年03月19日

お彼岸ですね

 明日はお彼岸のお中日
  春の日やマスク不用で墓参り

 [一透] お彼岸の綺麗な顔の雀かな
 [漱石] 永き日やあくびうつして分かれ行く
 〔天守〕 春分や走り咲きたる寺桜

 [一茶] 春風に猿もおや子の湯治かな
  


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2020年03月16日

今日は「社日」・・・

 今日は雑節のひとつ「社日」(しゃにち)です
 あまり知られていませんが産土神を祀る日です
 春と秋に巡ってきます

 [一茶] はるかぜや鳴きだしそうなあめの鳥

 [芭蕉] 春なれや名もなき山の朝かすみ
 [鬼貫] 何まよふ彼岸の入り日人ざかり
 [敦  ] 雨の日は雨の雲雀のあがるなり

 歳とって伸びるは爪とアゴの髭
    こんな元気を脚にも欲しい
  


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2020年03月14日

ホワイトデー!!

 ホワイトデー。1970年頃に日本の某菓子メーカー
          が始めた、と言われています。

 ー出世せぬ爺とお茶飲むホワイトデー
  大好きな孫から貰うチョコ少し

 [一茶] 雪解けて村いっぱいのこどもかな

 [草城] あけぼのの白き雨降る木の芽かな
       春暁や人こそ知らぬ木々の雨
  


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2020年03月12日

こたつ・・炬燵・・

 春の日やこたつ片付け思案する

 [一茶のこたつの句]
   思ふ人の側へ割り込むこたつかな
   南天よこたつやぐらよ淋しさよ
   唐までもうのみ顔してこたつかな
   づぶ濡れの大名を見るこたつかな
  


Posted by 那賀茶 at 08:39Comments(0)

2020年03月10日

あぁコロナ!

ーあぁコロナほんとのコロナ泣いている
   子(ね)の年に試練山積コロナ菌
   世界中コロナコロナで一大事
   その昔コロナの車憧れた

 [一茶] 雪解けを嬉しそう也星の顔
  


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2020年03月08日

今朝は雨・・

ー啓蟄や虫も驚く今朝の雨

 水ぬるむ老の喜び口に出て
 あけぼのの白き雨降る木の芽かな

 [芭蕉] 春なれや名もなき山の朝霞
  


Posted by 那賀茶 at 09:23Comments(0)

2020年03月06日

昨日は啓蟄・・

 昨日は24節気、啓蟄(けいちつ)でした
 それにしては今日はちょつと寒い朝ですネ

 [虚子] 啓蟄や日はふりそそぐ矢のごとく
        啓蟄の蟻が早引く地虫かな

 〔朱鳥] いぬふぐり咲く喜び遠けれど
        いぬふぐり星のまたたく如くなり

 [一茶] 貧乏草愛たき春に逢いにけり
      
   


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2020年03月03日

今日は「ひな祭り」

ーひな祭り白酒期待の爺がいる
 ―紙ビナを一人で見ているひな祭り

 [芭蕉] 草の戸も住替る代ぞひなの家
 〔温亭] ひなだんやかしづくごとく夫婦住む
  


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