生活雑記と爺川柳:2022年08月

2022年08月31日

　平和とは今朝の朝飯ありがたや
　戦争の悪夢忘れて77年

　　怖い眼のプーチン見たら句が詠めぬ
　　笑顔忘れた習近平は句にならぬ

　[一茶]　河べりの冷汁すみて月夜かな

Posted by 那賀茶 at 05:23 │Comments(0)

　あの雲に乗れば極楽見えそうだ
　悠々自適そんな暮らしにあこがれた
　短期と弱気年を取ったら同居した

　[一茶]　寝て涼む月や未来が恐ろしき

Posted by 那賀茶 at 06:00 │Comments(0)

　友が来たグラスに昔があふれ出す
　　　悪ガキも傘寿すぎれば好々爺
　　　胸襟を開いて話す夜が更ける

　[一茶]　　　塩からいもちのうれたる茂りかな
　[千代女]　散れば咲散れば咲して百日紅

Posted by 那賀茶 at 05:20 │Comments(0)

　暮らし向き欲とガマンのせめぎあい
　ポイント二倍不要不急をまたも買う
　来し方を語るにホラを混ぜておく

　[一茶]　鐘の音と親の声する夜かわかな

Posted by 那賀茶 at 06:01 │Comments(0)

　来し方は顔の皺をみりゃよくわかる
　たくあんの旨さわ知らぬみじめん歯
　長生きをLEDと競い合う

　[一茶]　川狩りのうしろ明りの木立かな

Posted by 那賀茶 at 07:59 │Comments(0)

　歳のせい、病のせいか句が詠めぬ
　看病されて図々しさが引っこんだ

　[一茶]　セミの音も煮ゆるがごとき真昼なり
　[虚子]　水打って風鈴未だ鳴らぬ也

Posted by 那賀茶 at 08:37 │Comments(0)

　川柳の詠みを忘れた一か月
　天井とにらめっこしてた一か月
　自分史にはっきり残る手術あと

　[一茶]　白山の雪きらきらと暑さかな

Posted by 那賀茶 at 12:02 │Comments(0)