2023年06月29日

くらしの雑感・・

 百薬の長は病で飲めずクスリ飲む

 主夫だってたまには妻の留守がいい
 主夫業はもう飽きたよと言い出せぬ

 [一茶] 蕗の葉に飛んで引く也蛙かな
      みづうみに手をさしいれて雲の峰
  


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2023年06月27日

くらしの雑感・・

 鏡見てこれが俺かと落胆す
 世間の目気にはしないとお年寄り

 田拵え(たごしらえ)済めば蛙の大合唱 

 [一茶] 一本の草さえ招くホタルかな
  


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2023年06月25日

くらしの雑感・・

 悪態を互いにはいて酒を注ぐ
 御猪口を伏せた爺は懲りたか二日酔い

 [一 茶] 桐の木の悠然として若葉哉
 [万太郎] 短夜のあけ行く水の匂いかな
  


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2023年06月23日

くらしの雑感・・

 あの頃の未練タラタラ夜の酒
 何があっても酒を離さぬこの暮らし

 [一茶] おのが馬仕廻(しまうて)どこへ田植笠
 [新一] 梅雨寒や即身仏の前屈み
  


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2023年06月21日

くらしの雑感・・

 夏至の日のカーテン明るく目覚めけり
 夏至の日は長い昼寝も許される

 [一茶] 六月にろくな夜もなく終わりけり
      代かくやふり返りつつ子持ち馬
  


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2023年06月19日

くらしの雑感・・

 ひと振りの塩で旨さの妻の味
 箸二膳揃う幸せありがたや

 [一茶] つちくれも心置くかよ巣立ち鳥
 [犀星] 青梅の色美しくそろひけり
  


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2023年06月17日

くらしの雑感・・

 カラオケは昭和の歌で盛り上がる
 半値のサプリまたもうっかり買い求め
 歩き方人それぞれに街の中

 [一茶]   みなしごの我は光らぬ蛍かな
 [万太郎] 短夜のあけゆく水の匂いかな
  


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2023年06月15日

くらしの雑感・・

 偶数月も諭吉はいつも忙しい
 年金日かわいい孫の顔浮かぶ

 [一茶] むづかしや桐の一葉吹かれよう
 [夕子] 蛍狩後ろの闇へ寄り縋り
  


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2023年06月13日

くらしの雑感・・

 後期高齢不要不急で日が暮れる
   老二人聞こえず話さず日々疎し
   亭主と猫と呼ぶ声変える妻の技

 [一茶] 浅間から分かれてくるなり小夕立ち
  


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2023年06月11日

くらしの雑感・・

 朝ドラ見れば庭の雑草引き抜けぬ

 お日様の都合に合わす野良仕事
 このごろは手の皺ふえて歳を知る

 [一茶] うぐいすに少し夏めくきのこ雲
  


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2023年06月09日

くらしの雑感・・

 政府御用達マイナカードの御乱行
 インフルとコロナ共存大慌て

 [一茶] わざわざに蝶も来て舞う夏花(:けばな)かな
      すずめらも親子連れにて善光寺
  


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2023年06月07日

くらしの雑感・・

 バァさんと呼びジィ―さんと呼ぶ初夏の午後
 孫たちに負けじと爺も電子辞書

 [一茶] 灯のうつる牡丹色うすく見えにけり
 [子規] 描くべき夏の果物何々ぞ
  


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2023年06月05日

くらしの雑感・・

 耳 よりの話のあとの落とし穴
 自慢する人少し広がる鼻の穴

 [一茶] みるうちに日にさしにけり花せうぶ
      姨捨のくらき方より清水かな
  


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2023年06月03日

くらしの雑感・・

 昭和から三つの元号生きてきた
 自分の城は耳に栓すりゃ出来上がり

 [一茶] よい程の道の湿りや朝かすみ
 [子規] もたいなや昼寝してきく田植え唄
  


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2023年06月01日

くらしの雑感・・

 ヘソクリの隠し場所まで妻が知る
 妻の持つ隠し玉など探したい

 [一茶] ひきどのの妻や待つらむ子泣くらむ
      一つ星見つけたように鳴く蛙
  


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