生活雑記と爺川柳:2024年10月

2024年10月11日

　酒呑んでクスリも飲んでこの元気
　風呂上りこの一杯のこの旨さ
　一杯が今日一日のご苦労酒

　[一茶]　名月や女だてらの居酒呑

Posted by 那賀茶 at 06:04 │Comments(0)

　うたた寝のなんと心地のよい日和
　来し方に過不足なしと思ういま
　老い二人散歩するにも微調整

　[一茶]　淋しさに飯を喰う也秋の風

Posted by 那賀茶 at 05:08 │Comments(0)

　虚しさが漂う民と総選挙
　ウラ金を脱税と呼ぶ人多い

　バイト・就活学成り難し大学生
　実印作るおとな社会へ仲間入り
　学校行かず授業も出ない大学生

　[一茶]　念仏のころりと出たるきのこかな

Posted by 那賀茶 at 05:09 │Comments(0)

　食べて寝て酒ので飲んで無為徒食
　無為無策ただで飯食い暮らしてる
　招かざる貧乏神と二人連れ

　[一茶]　風形があり杖を月夜の案山子かな

Posted by 那賀茶 at 05:58 │Comments(0)

　来し方を妻に感謝し句に記す
　清貧を妻と補い八十路
　多機能の妻のおかげでラクできる

　[一茶]　二番寝や心で拝む小夜砧(さよきぬた)

Posted by 那賀茶 at 05:11 │Comments(0)

　品格を放り出してる酒二合
　酒すすみ自慢話をまたも吹く
　とうとうと語るが中身ないはなし

　[一茶]　ソバ処と人は言うなり赤とんぼ

Posted by 那賀茶 at 06:07 │Comments(0)

　業務用の笑顔としらず見とれてた
　一目ボレビビットきたは少年期
　杖をつきくの字のマドンナ医者で会う

　[一茶]　里犬のさっととがめる案山子かな

Posted by 那賀茶 at 06:24 │Comments(0)

　老友は足腰弱いが皆元気
　ワル友も八十路過ぎたら好々爺
　血の巡りわるい奴ほどよくしゃべる

　[一茶]　やぶ菊のこっそりひとり盛りけり

Posted by 那賀茶 at 05:57 │Comments(0)

　「登山の日」記念日
　熊に注意と看板が立つ里の山
　ふるさとの山似てると思う父の背に

　まだやれる早寝早起き家事仕事
　夕へのお風呂今日一日を感謝する

　[一茶]　夕紅葉谷残紅の消えかかる

Posted by 那賀茶 at 05:47 │Comments(0)

　主政党の党首新顔揃い踏み
　裏ガネをムヤムヤする気石破さん

　お邪魔しますと上がりこまれて小半日
　元気です酒もクスリも飲んでます

　[一茶]　秋の蝉転び落ちては又鳴きぬ

Posted by 那賀茶 at 04:31 │Comments(0)

　神無月
　神不在でも賽銭はずみ願かける

　ころころと笑って失敗隠す爺
　財布のひもをしっかり握り手放さぬ
　もの忘れ甲乙つかぬ老い二人

　[一茶]　夕暮れや鬼の出そうな秋の雲

Posted by 那賀茶 at 05:47 │Comments(0)