生活雑記と爺川柳:2025年02月

2025年02月05日

　山里は冬ぞ淋しさまさりける
　　　　老いの村人酒を愉しむ

　一病・二病数えていけば十(重)病人
　ムリ・ムダ・ムラを未だに抱え暮らしてる

　[一茶]　大雪の山をづかづか一人かな

Posted by 那賀茶 at 05:25 │Comments(0)

　妻作る旨い食事に感謝する
　杖になったり傘になったり老二人
　寝たきりにならないようにスクワット

　[一茶]　一文がざぶり浴びるや寒の水
　[芭蕉]　酒呑めばいとど寝られぬ夜の雪

Posted by 那賀茶 at 05:58 │Comments(0)

　朝早く食事をとりに寒すずめ
　爺と猫炬燵にあたり日向ボコ

　立春
　[一茶]　能無しは罪もまたなし冬ごもり
　[芽舎]　立春の雪白むくの藁やかな
　[立子]　美しく晴れにけり春立ちにけり

Posted by 那賀茶 at 06:13 │Comments(0)

　福は内鬼も内なら大家族
　使わざる部屋も灯して豆をまく
　妻には内緒小さな声で鬼は外
　節分で世界の鬼を退治する

　[一茶]　門々の下駄の泥より春立ちぬ

Posted by 那賀茶 at 06:02 │Comments(0)

　もの忘れ老いの波来てはづかしい
　グチ言う人は老いが早いと注意され
　節度があれば酒は妙薬今日も飲む
　
　[一茶]　水鳥や長い月日をだまり合う

Posted by 那賀茶 at 05:56 │Comments(0)